音楽好きな仲間が集まる居酒屋を天草・本渡の繁華街で営んでいた松田美司子さん(本渡商工会議所女性会)は、コロナ禍の影響を受け、昨年春に閉店しましたが、新たな夢に向けて歩みはじめています。
「私の座右の銘は“金がある者は金を出せ、知恵がある者は知恵を出せ、金も知恵もない者は汗を出せ”だから、私は汗を出すの!」と話す松田さん。凍てつくような冬も、炎天下の夏も屋外で作業をしています。というのは、居酒屋を閉店後、辛い時期が続いていましたが、「老後は緑に囲まれた山に住みたい・・・」という夢を持っていた松田さんに、広大な山林を貸してくれる人が現れたのです。市街から程近い天草市佐伊津町の山中、立ちすくむくらい草が生い茂る土地を、昨年5月に借り受け、日々、切り拓く作業が始まりました。
不慣れな電動ノコギリを使いながら奮闘する日々でしたが、作業が終わった夜、満点の星の美しさに感動したり、顔なじみの皆さんが交代で手伝いに来てくれたりとしているうちに、引きこもりの人たちも集えるような「森の学校」を作りたい・・・と、具体的な活用法も浮かんできたそうです。
そんな松田さんの奮闘ぶりや大水害に見舞われた人吉をはじめ4地域を取材し制作したDVD(動画)は、こちらから視聴できますので、ぜひご覧下さい。
また、11月には、実際に天草にお訪ねし、松田さんの経験や決意、頑張る原動力や想いを拝聴する会を計画しました。ぜひ一人でも多くの方にご参加いただき、逆境に立ち向かう生き方のヒントになれば幸いです。ご参加お待ちしています!
<商工ひのくに 11月号>
熊本商工会議所会報誌『商工ひのくに』
〈女性会活動報告〉より
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